先日から、ノ・ムヒョン大統領の弾劾可決で韓国内混乱と
伝えられています。

しかしこの国は大統領(デトンリョン)になるとろくなことが
ありませんね。

ということで、NCS的になぜこうなるのか考えてみます。

まずは韓国大統領の歴史から

李ショウバン大統領・・・韓国における初代大統領、
徹底的な軍事政権で、北朝鮮に対峙し、また日本に対しても
一方的に日本海に李ショウバンラインという軍事国境を設け、
日本船(漁船)を拿捕しまくった。しかし、次期朴大統領
(実は米国が黒幕)らによるクーデターで失脚した。

朴大統領・・・日本の陸軍士官学校出身のエリートで、漢江の奇跡
と呼ばれる、韓国経済発展を成し遂げたものの、軍事独裁による国民
への圧力は相当なものでした。結局、子飼いの自分の部下に(KCI
A長官)に射殺されました。ちなみに、奥さんも暗殺されています。

全ドファン大統領・・・朴大統領暗殺後、軍の司令官だった全氏が、
事実上クーデーターで全権を把握。引き続き軍事政権色の強い政府
となりましたが、ソウル五輪を決定するなど朴氏よりもソフト路線
に転換、NICS(アジア発展途上国)の中でも筆頭の地位を固め
ました。しかし、退任後に韓国財閥との癒着が発覚、国家に対する
反逆罪で死刑判決をうけました(但し、執行はされず・・・韓国では
よくあること)

ノ・テウ大統領・・・全氏の軍隊時代の部下、事実上の全氏からの
委譲で、路線的には全氏の延長戦上となった。退任後に全氏と同じ
疑惑で死刑判決。(全氏と同じ)

金ヨンサン大統領・・軍事政権時代からの野党指導者で、ノ氏が失脚
後、初の民主選挙で選ばれた、事実上韓国最初の民選大統領。
韓国をアジアの中でも日本につぐ経済国家になしとげ、国民に対する
圧政を撤廃した。しかし政権内を身内で固めるなど、末期には弊害も
多く、本人そのものは逮捕、暗殺などは無かったものの、国民の評価
は低い。

金大中大統領・・・朴政権下では、反体制派の政治家で、日本滞在中に
韓国政府により拉致されたり、死刑判決などを受けるなど、米国亡命、
軟禁などにより辛酸をなめたが、民主国家成立とともに、復権し、
金ヨンサン大統領引退後の選挙で、はじめて韓国最高位につくことに
なった。韓国民主化のシンボルとして圧倒的な人気があったが、
側近、親族による汚職、北朝鮮との秘密裏の送金などが次々に発覚、
自らの次男が逮捕されるなど、結局、事実上失脚することとなった。

ノ・ムヒョン大統領・・・釜山出身の中学卒で弁護士というエリート
重視社会の韓国では全く異色な経歴で、若い世代を中心に支持を集め
政党的には小さいものの、昨年大統領になった。
新しい韓国を作ると期待されたが、その手腕に色々騒動となり、
今回の弾劾騒動となった。

以下次号

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