今日は、韓国と北朝鮮との休戦ライン、板門店ツアーへ参加した。

実は、昨年一度行っているのだが、同行者の希望で再度訪れることとなりました。但し、前回のツアーには、「オドゥ山展望台(一般韓国人が特別な許可なく北朝鮮領を望める場所)」へは寄らなかったのでここは初訪問となった。

さて、以前は8時集合と早かったが、現在は見学の都合上、10時30分とかなり遅くなったので余裕ができ、ホテルで8時に起床、9時に外出した。

ホテルの最寄駅、鐘路5街駅から、市庁前駅まで地下鉄1号線に乗車、市内中心部にある、明洞のロッテホテル3階、KTB大韓旅行社営業所で9時30分にchイン。出発まで、ホテル周辺をブラブラする。

10時20分に駐車場へ誘導、青紫色の大韓旅行社のバスに指定された座席に乗車し、35人の参加者とともに、10時30分予定通り出発した。

車中、専属のガイドにより、日本語+英語の板門店に関する歴史の解説を受けながら、市街地を抜け、漢江沿いの統一路沿いに最初に目的地、「オドゥ山統一展望台」へ向かった。途中、漢江沿いの川岸には二重にバラ線が張られ、監視小屋が数100mおきに見えてくると、自動小銃、軽機関銃を構えた兵士が確認できた。

11時30分にソウル方面が流れる漢江と、北朝鮮から38度線沿いに流れる臨津江(川)の合流地点に小高くそびえるオドゥ山に到着。展望台にて解説ビデオ、北朝鮮の生活資料のガイドを受けながら、実際に3.6キロ対岸に見える北朝鮮の町並みを望んだ。ちなみにこの場所は、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親が訪れた場所でもある。

12時15分に、オドゥ山を出発、さらに臨津江沿いに北上、国鉄京義線の臨津江駅を越え、自由鉄橋を見ながら、統一大橋へ差し掛かって一旦停止。

国連軍(韓国軍)兵士が車内に乗り込み、パスポートのチェック。終わると新しく作られた統一大橋を
戦車避けのバリケードを右往左往と通過、地雷原を見ながら、やがて板門店を守備する、米国・韓国連合軍(国連軍)の駐屯地、キャンプ・ボニファスへ到着した。

ここで、観光バスから、国連軍のブルーのバスに乗り換え。数分で国連軍の幹部食堂へ。ビュッフェスタイルの内容で如何にも米軍の食事。しかし薄味で全体的に美味しく、韓国料理に飽きたときにはありがたい^^。

満腹になってから、隣の建物のブリーフィングルームへ。15分ほどの解説スライドを見たあと、宣誓書にサイン(命の保障は無いよ!というもの・・まあ観光地ではないので当然ですけど、一瞬緊張。。)、さらに、国連軍のネームプレートを受け取って、バスへ乗り込む。ここからはバスの前に装甲車が先導。車内にもコルトガバメントを携帯した米兵が1名添乗した。1.6キロを走り、途中朝鮮半島横断240キロ続く非武装の鉄条網ゲートをくぐると、板門店へ。携帯可能なものはカメラのみ。カバン類はバス車内へ置くように再三の注意。バスを降りて2列で南側の自由の家で一旦整列したあと、途中の写真撮影を禁止されたあと、ブルーの会談場へ入室。約5分間この
中のみ北朝鮮側に入ることが可能で、写真もこの中はok。護衛の韓国軍兵士と写真を撮る。

次に、建物を出て、自由の家にある展望台へ。
北側の兵士が数名見えた。

一旦バスに戻り、再び会議場前を通過して、北側宣伝村の望める第2監視所へ。帰らざる橋、北側監視塔が望め、さらに、人の住んでいない宣伝村が近くに見えた。そのとき、丁度、北側から金正日を称える宣伝放送が、また丘陵には「21世紀は金日正の時代万歳」の文字が掲げられ、しばし分断国家の実態に触れる。

再び米軍キャンプにもどり、売店(免税店)で小休止。あとは、バスに乗り換え、一路ソウルへ。
17時に、東京と同じような賑わいをみせるソウルへ到着。現在の韓国の現実を知る日となった。

ちなみに夜は、海鮮鍋とチヂミ。うまー^^。
平和万歳。

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